よしこ先生のここだけの話
かーしーて
保育園生活の中で
一番最初に学ぶ友だちとのやりとりは
玩具の「かして」「いいよ」「あとで」
だと思います。
かーしーて
いーいーよ
話始めの1~2歳児が
大人を介さず
一生懸命やりとりをする、伝えあう姿は
本当に愛らしく輝いています。
最初はうまく伝えられず取り合いになったり
時には手が出てしまって先生に止められたり
その都度先生が
「使いたいね。そういうときはかーしーてって言うのよ。」
「今使ってるね。そういうときはあーとーでって言うのよ。」
「すぐ使いたいね。でも今はお友だちが使っているから順番だよ。」
このように繰り返し繰り返し伝えていきます。
一日に子どもと先生は
何度このやりとりをしているでしょう。
根気よく積み重ねることにより次第に
先生を介さずとも
「かーしーて」「あーとーで」
のやりとりが成立するようになります。
すると今度はかわいい行き違いが生じてきます?
ホントは「かーしーて」を言いたいのに間違えて
「あーとーで」
???
でも、言われた方も思わず
「いーいーよ」
???
「あーとーで」「あーとーで」
をお互いひたすら言い合って
一体どちらがあとでなのかわからなる(笑)
一生懸命お友だちに気もちを伝えようとする
大人に助けを求めず自分で伝えようとする
とこちゃんではこうした力を大切にしています。
あくまでも先生はサポート役
助言をしたり応援したりしながら
そばで見守る役です。
大人が大人の視点で助言しすぎたり仲介したりてしまうと
子どもは納得しないし
何でも大人に解決してもらおうとする子どもになります。
かーしーて
いーいーよ
あーとーで
まっててね
一番最初に覚える友だちとのこのやりとりはとってもとっても大切なのです。
自分の意思で伝え自分で交渉する
相手に伝わった、伝わらなかったの経験をふんだんにできる保育園って
本当に良いところです(^.^)