とこちゃん日記
給食の個別提供について
同じ10か月のお子さんでも1歳のお子さんでも
歯のはえ方、咀嚼力、嗜好、摂取量・・個人差が大きいものです。
そこで、とこちゃんの調理チームはこのような個別ファイルをオリジナルで作成しています。
一人ひとりのお子さんの発達に応じた食事を提供できるよう
子どもたち全員が、食事は「楽しい」と思えるよう
確実に栄養を摂取し、健やかなご成長に貢献できるよう
このファイルを活用しながら調理・配膳をしています。
4月から振り返って読んでみると、一人ひとりの成長過程がよくみえてきます。
通常量を盛り付けるとそれを見ただけでお腹がいっぱいになって一口も食べられなかったお子さんには
盛り付け量を減らし、食べられたらおかわりをするという方法で少しずつ摂取量を増やしたり
咀嚼力が弱いお子さんには噛む力が育つような野菜の切り方をしたり
体調がすぐれないお子さんには通常より細かく・柔らかく提供したり
食への意欲は旺盛だけれど「かき込み食べ」をしてしまうお子さんには別皿に一口量を提供したり
保育士と連携しながら、一人ひとりの食に関する情報を共有し、目標を定め、日々の調理にあたっています。
これも小規模保育(少人数)だからこそできることだと思いますが、調理チームも皆さんの成長をモチベーションとして専門性を高めながら楽しく取り組んでいます。
ちなみに、アレルギー食の対応もしています。(医師の指導のもと進めます。)
とはいえ、調理場は同一のため完全なる除去食はお約束できませんが、食器や椅子、配席、職員配置を工夫する等、保護者様と相談しながら最善を尽くす努力をしています。
(ご家庭の方針で「この食材は与えないでほしい」等のご要望はお受けできませんのでご了承ください。)
子どもの「食」に関してはどのご家庭でも興味深いものと思います。
とりわけ、保育園にお子さんを預けて働いているご家庭は限られた時間のなかでの買い物、料理・・
時にはお惣菜や外食に頼ることもあると思います。
そんな中、毎日1食でも保育園で栄養バランスの良い食事をしっかりとれているということは保護者様にとっても大きな安心につながるのではないかと思います。
たった1食、されど1食。
この1食に思いを込めて、とこちゃんの給食は毎日できあがっています。
園長の私は毎日子どもたちが食べる前に検食をしています。
そして毎日感じます。
「あったっか~い」「おいしい」「健康的~」
検食は安全を確かめるため、味の濃さや固さ等を確かめるためにあるのですが、そこはもちろんおさえつつ
毎食、調理チームの愛情が伝わってきて、私も毎日幸せな気分にさせてもらっています。
子どもたちも本当によく食べます。幸せそうに。
今日も「おかわり~」の声が響くかな~♪
ちなみに、ついさっき検食をしました。
本日の副菜及び汁物の食材はニンジン、大根、ネギ、ほうれん草、もやし、油揚げ、こんにゃく、豆腐、豚肉
主食は白米、フルーツは柿。まさに健康食ですね。
次回のわくわくママ☆パパは給食の試食会&調理チームによる「食の相談会」を予定しています。
(来年度は在園児の保護者皆様に試食していただける機会を設けたいなとも考えています。)
詳細が決まったらこのページで公開しますのでよかったらお越しくださいね。