ときどきとこちゃん
119番通報について、余談
とこちゃんWEB担当、浅野です。
先日、よしこ先生から、代表の先生が「119番通報体験」をした時のお話しを聞き、その記事を書きながら・・・
「保育園のように、通報者以外にも情報を提供出来る、又は指示に従った行動が出来る、頼れる大人がいる場所の場合、電話のスピーカー機能を使って、何を聞かれているのが、どんな指示が出ているのか、周りの人にも分かるようにした方がいいのでは・・・?」と思いつきました。
でも、よくよく考えてみると、スピーカー機能を使った場合、周囲の雑音まで受信者に届いてしまい、こちらの話しが聞き取りにくくなってしまうかな・・・とか、周囲の人まで焦ってしまうかな・・・、と考え、
「うーーーーーーん」と唸ってしまいました。
で、自分ではどうにもならなかったので、浅野の居住エリアを管轄している消防署に電話。
職員の方に「スピーカー機能を使っての通報」について尋ねてみました。
とても丁寧に対応して下さり、勉強になったので、ここでご紹介しておきます。
◆まず、通報に使う電話について。
通報に使う電話は、固定電話でも携帯電話でもどちらでも良い。
しかし、119番通報をすると、ご存知の通り、必ずしも通報場所の最寄りの消防署に電話がつながるわけではないため、どこからの通報なのかを正確に知ることが出来るのは固定電話。
携帯電話の場合、位置情報システムから場所を特定出来る機種もあるが、正確では無い場合があるため、どんな場合でも(固定電話でも)住所や最寄りの施設などを必ず聞く。
◆スピーカー機能について
スピーカー機能が有利になる場合もあるので、臨機応変に使って欲しい。
【有利になる例】
周りに他者がおらず、自分一人で心臓マッサージなどをしなければならない場合;
スピーカー機能を使い、携帯電話やコードレスフォンを床に置き、指導者の指示を聞きながら、措置をすると良い。その他にも、小さな子どもを落ち着かせるため、抱っこが必要な場合など、両手が使えない場合などは、スピーカー機能が便利。
雑音等が入り、聞き取りにくい場合は、受信者から「聞き取りにくいので、電話を口元へ」など指示をするので、スピーカー機能は困る、ということはない。
◆その他
場合によっては、自由に行動が出来る携帯電話の方が通報の際、有利なこともある。
例えば、固定電話の親機の場合、受話器と本体が線でつながっているため、火元や急病人・怪我人から離れて通報しなければならない場合がある。そうなると、状況の確認がしにくい。
そのため、固定電話から通報する場合は、コードレスフォンなどの方が便利。
携帯電話の場合は、電波状況にもよるが、移動が出来るため、救急の措置をしやすい場合がある。
とのことでした!!
場合によってはスピーカー機能を使うことも良し、なんですね。
ああ、すっきりした。
ああ、いい勉強になりました。
丁寧に教えて下さった消防署の職員の方(いい声だったなあ・・・)、有り難うございました!