とこちゃんのりまき保育園, とこちゃんの食育, とこちゃん日記

非常食ってなんだ!?

こんにちは!自宅では「ローリングストック法」で

非常食の管理をしている…はずがなかなか定着できていない

園長の二階堂です。

子どもたちが成長するにつれ、量も内容も変えていかなくては

いけないですね💦

 

とこちゃんでは子どもたちが「食」に楽しく触れ合えるように、と

調理の先生たちが様々な企画を考え、「食育デー」を行っています。

今回の食育デーはのりまき保育園の調理さんと

おだんご保育園の調理さんが一緒に行いました。

その様子をご紹介しますね。

 

ある日のおやつの時間のこと。

のりまきさんたちが楽しくおやつのおせんべいを食べていると、

配膳台の近くに用意されたテーブルの上で

調理の先生たちがお鍋や野菜を持ってきて何やらはじめましたよ。

「さぁ!これからカレーを作ります!」

突然はじまったお料理(ごっこ)に驚くのりまきさんたち。

調理の先生たちの姿をキョトンとした目で見ています。

すると…

「地震です!地震です!」

緊急地震速報が鳴り響き、急いでテーブルの下に隠れた

調理の先生たち。

のりまきさんたち、驚いて泣いてしまう子もいましたが

それでもじーっと調理の先生たちを見ています👀

少し経ち、揺れが収まって、カレー作りの続き…と思ったら

水が出ない!火も使えない!

困ったぞ!どうしたらいいんだろう!?

そこへ…

「そんな時はこれを食べるといいよ!」と

出てきたのは非常食のお米、アルファ米です。

(ここまで、調理の先生と園長の劇でお届けしました💦)

「これにお水を入れると、ご飯になるんだよ!」

「袋の上から触ってみよう!」

調理の先生が調理前のアルファ米をもってみんなのところに

来てくれました。

本当の地震ではないとわかったみんな、今度はアルファ米に興味津々です。

「お米みたいだけど、固そうだね」

「振るとカサカサ音がするねぇ」

「こうやってお水を入れて作るんだよ!」

調理の先生が近くに来てくれて、ニコニコ。

お水が入っていくのをジーっと見つめます。

先生と一緒に、そーっとそーっと。

みんながアルファ米を見たり、水を入れたりし終わった頃、

「こうしてできたお米がこちらです!」

とみんなの前に出て来たのは事前に作っておいた

水で戻したアルファ米、常温で食べられるカレー、

アルファ米のチキンライス、紙コップに入ったお味噌汁でした。

 

「食べてみてね」と勧められ、ちょっとずつ口に運ぶみんな。

「おいしーい!」と完食する子、「ん~…」となかなか進まない子、

と好みはそれぞれでした。

それでも、いつもと違うことが起きた時に食べるものなんだ、と

言う事はみんなの心に伝わったのではないかと思います。

 

保育園では緊急時に備え、アルファ米、みそ汁、カレー等の非常食を

整備しています。

ご家庭でも災害時に備え、備蓄品等、チェックしてみてくださいね!