とこちゃん日記

トントン・・・トントン・・・ZZZzz・・・

とこちゃんWEB担当、浅野です。
寒さが厳しい季節になりました。しかも・・・、もう今年も残すところ・・・数えられる日数に!!
ひゃーーー、今年やりたかったこと、ほとんど終わってないですよ!!

さて、そんな浅野のことはさておき、とこちゃんに取材でお邪魔する時はたいていの場合、
午前中のイベントを取材→お昼ご飯の取材という流れで、
みんながお昼ご飯を食べ終える頃には、パーテーションで仕切られたお部屋の半分が、このような景色に変わります。
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ハロウィンパレードの後も、毎度のこの景色だったのですが、おやまあ!!
ええっ!!あれまあ!!
こんな姿は、浅野、初めて見ましたよ!
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お兄さん、お姉さんが、小さいとこちゃん子達を眠りの世界へご案内~!

「○○くん、□□くんをお願いね!△△ちゃんは、☆☆ちゃんにする?」と、先生。
「うん、わかった!」
「ええ~、だって、□□くん、なかなか寝ないんだもん・・・!」(ぶっ)(笑)

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横になる小さな子達に寄り添い、トントン・・・トントン・・・。

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ごろごろ転がっていっちゃうボクちゃんを、「よいしょ」、と布団にもどしてあげたり、
タオルをはいじゃうボクちゃんのタオルをかけなおしてあげたり。
トントン・・・トントン・・・

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「寝たかな~」とのぞき込んだり。寝ているように見えて、実は寝たふりされたり・・・(笑)。
トントン・・・、トントン・・・。

時に、「もう少し優しくお願いね~」なんて先生に言われながらも、
お兄さん、お姉さん達、慣れた様子でトントン。

「ああ!なんて素敵な光景!!」(キラリーン)
(*^_^*)

これぞ、「とこちゃん」の姿ですよね。

とこちゃんの保育方針の中に;
「異年齢保育をとおして本当のきょうだいのようなかかわりを大切にし、思いやりの気もちが自然にはぐくまれます」。
というのがありますが、この光景って、きょうだい以上のかかわりではないかな、という気がしました。
だって、どうですか?家庭で妹や弟の寝かしつけなんてお願いしています??

少子化、核家族化が進み、自分自身が母親・父親になるまで小さな子供との関わりがないまま子育てがスタートしてしまい;
右も左も分からない!
頼れる人も近くに居ない!
どうして泣いてるの?おむつってどうやって変えるの?どうやったら寝るの?どうやってあやせばいいの?公園に行ってどうすればいいの?ネットにはこう書いてあるけど、違うことも書いてある!育児書には、○ヶ月には歩き出すって書いてあるのに、うちの子歩かない!
どうしてーーーー!?わからなーーーーーい!!

となってしまい、必要以上に疲れてしまったり、楽しいはずの子育てが楽しくなくなってしまって、「こんなはずじゃなかった!」となってしまう・・・。

だけど、とこちゃんで小さい子ども達と一緒に過ごし、先生達が小さな子ども達とどう接しているか、どんなふうに寝かしつけているか、声をかけているか、日常の中で体感している子ども達は、自然と、本当に自然と、小さな子供との接し方を学んでいく。
なかなか寝ない子、あっと言う間に寝ちゃう子、うつぶせが好きな子、なぜなぜした方が寝る子・・・、
「寝る」だけでも色んな子がいる・・・。
たぶん、子ども達は、「ああ、色んな子供がいるんだな・・・」とか、「小さい子にはこういう声かけをすればいいのか・・・」なんていちいち考えてはいないと思います。
でも、こうした経験や日常的に異年齢の子供と過ごした経験はきっと体にしみ込んで、これから先、ふとした「その瞬間」が訪れた時に、じわっと出てきて、その場を包む。それを繰り返して、大切な人と素敵な関わりを築ける大人になるのではないでしょうか?

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みんな、お休み・・・。
お兄さん、お姉さん、お疲れさま、ありがとう。
あなたたちもこの小さな頃を、パパやママ、おじいちゃん、おばあちゃん、先生、お兄さん、お姉さんと、こんなふうに過ごして今のあなたたちになったのですよ。知ってた?

2015-12-01 | Posted in とこちゃん日記No Comments »