特別カリキュラム

違いの分かるとこ茶んっ子

とこちゃんWEB担当浅野です。
今回の報告は「とこ茶んの日」。

とこ茶んの日について、初めてよしこ先生から話しを聞いた時、先生、ものすごく得意気でした。
特に、そのネーミングについて。

「あのですね、とこちゃんの日をやるんです。でね、聞いてくださいよ、『とこ』に『お茶の茶』、でとこ茶んの日。お茶の日です(どや顔)」。
「お茶をふるまえる子どもってかっこよくないですか?お茶に親しむ日にしたいんです(おめめキラキラ)」。

たしかに、子どもがお茶を急須で入れてくれたら、かっこいい。しかも美味しかったら、最高。

ペットボトルに入ったお茶を自動販売機やコンビニで買うのが当たり前のこのご時世。
日本で古くから親しまれてきた日本茶の茶葉や、急須、湯飲み茶碗を見たことのない子どももいるのではないでしょうか?

今年度から新しくとこちゃんの特別カリキュラムに組み込まれた「とこ茶んの日」。
子どもたちにどんな新しい輝きをもたらしてくれるのか、一年後、二年後のとこちゃん子たちの姿が楽しみです。

初回のとこ茶んの日は、2015年4月11日。

これからとこ茶んの日で講師を務めてくださるのは、茶リスタの小山和裕先生(“茶リスタ”とは、コーヒーを淹れる“バリスタ”という職業からインスピレーションされ、作られたそうです)。

まずは、こんな質問からはじまりました。

小山先生:「みんな、お茶って飲んだことある?」
「ある!」、「紅茶とかあるよね」、「ジャスミンティは?」「おうちにあるよ」 と子ども達。

「じゃあ、お茶ってどうやっていれて飲んでる?」
「すいとう!!」

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そして、お茶に関する「マル・バツ」クイズ。

小山先生:「先生から、みんなはお茶でうがいをしている、と聞きました。では、お茶はばい菌をやっつけるのでしょうか?」

圧倒的に「マル」と答えた子どもの多かった第一問。

「正解は・・・・、マル!でしたーーー」。

「イエーーーイ。」

「お茶はばい菌やっつけるに決まってるよ」と子ども達。

小山先生のお話しによると、口の中やのどの殺菌の為のうがい、お腹が痛い時にもお茶を飲むと良いそうです。

「みんな、お茶ってどう書くか知ってる?お茶の茶は、ちゃ色のちゃ、なんだよ」なんて話しながら、

続いての質問は、
「じゃあ、お茶の色は何色でしょうか?緑?それとも茶色?」

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この質問には子ども達、答えが別れました。

「じゃあ、実際にお茶をいれて確かめてみよう!!」

子ども達、先生がお茶をいれる姿をじーーーーっと見ています。

出てきたお茶の色は・・・・「だんだん何色になってきた・・・?」
「緑!!」

「みどりの人、せいかーい。だけど、茶色を選んだみんな、こっちはどうかな・・・」。

先生が用意してくれていたのは、「碁石茶」という茶色いお茶。
もう一方のポットからは、茶色いお茶が出てきました。

「これもお茶だから、茶色もせいかーい!」

「のみたーい!!」

緑茶と碁石茶を飲み比べた子ども達。

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「あまいにおいがする」「おいしい!」「ちゃいろの味」「味がぜんぜんちがう!」「茶色の方が甘かった」など、思い思いに感想を述べながら、匂いを嗅いでみたり、茶葉に触ってみたり。

素直にお茶を楽しむ子ども達の姿とその感想は、小山先生にとっても新鮮なようでした(「お、違いがわかるねえ」、と感心)。

小山先生のお話しによると、日本で古くから飲まれていたのは、茶色いお茶。緑茶が親しまれるようになったのは、曰く、「先生達のお母さん達の頃から(それぞれ結構差がありませんか)」。

今回子ども達が飲んだ「碁石茶」は漬け物と同じようにつけ込んで醗酵させた乳酸発酵茶とのことで、とても珍しいお茶。免疫効果が高く、腸内環境を整えるなど、体に優しいお茶なんだそうです。

子ども達のために、と少しお茶を薄めてくれたり、温度を低めに作ってくれたり。
白いシャツの左胸に緑の染めをあしらった、「お茶の心」を表現したシャツがお似合いの優しい先生でした。

小山先生、ありがとうございました。次、楽しみにしています!

2015-05-14 | Posted in 特別カリキュラムNo Comments »