とこちゃんの先生
先生はなぜ保育士に?「・・・だって、保育が好きだから!」
とこちゃんWEB担当、浅野です。
唐突ですが、この言葉、ご存知ですか?
「なぜ、山にのぼるのか。そこに、山があるからだ」。
イギリスの伝説的登山家、ジョージ・マロリーが口にした、有名な言葉です。
現在は、哲学的にこの言葉を捉え、山を人生に例えて生き方を指南したりするときに使われることがありますが、もともとは、ニューヨークタイムズの記者がマロリーに対し、「なぜあなたはエベレストに登りたいのですか?」と問いかけ、それに対して「そこに(エベレストが)あるからさ “Because it’s there”」と答えただけなんだそうです。
つまり、当時はまだ誰も登ったことがないエベレストという、未知の山に登りたくなるのは、登山家として当然でしょう?と言っているだけなんですね。
今回ご紹介する先生、とこちゃんおだんご保育園のみさと先生は、このシンプルなマロリーの言葉がぴったりの先生です。
タイトルにも付けた;
先生はなぜ保育士に?「だって保育が好きだから」。
なぜ保育が好きなの?「だって子どもが好きだから」。
どうして子どもが好きなの?「だってかわいいから!!!」(*^_^*)
みさと先生:
「どうしてだか、なんでだか、分からないんですけど、保育に魅了されているんです!」
と、あふれる「好き」という気持ちをどーんと出して、みさと先生、たっぷりお話ししてくれました!
みさと先生は担任は持たず、フリーで全体の保育をサポートしています。
とこちゃんにいらっしゃる前は、比較的規模の大きな幼稚園にお勤めだったそうですが、どうして小規模保育施設であるとこちゃんにいらしたのでしょうか?
みさと先生:
「3、4、5歳の子どもたちと過ごしているうちに、『この子たちは、どんな乳児期を過ごしていたんだろう?この子たちが0、1、2歳の頃はどんなだったのだろう?』と興味がわいてきたんです。『何歳でどんなことが出来るのかな?』と『知りたい』という気持ちが強くなったのも、乳児を対象とした小規模保育施設への就職を考えた理由のひとつです」。
実際に乳児の保育をしてみて、何か分かりましたか?
みさと先生:
「小さい頃から、家庭で、保育園で、沢山の人に手をかけてもらうことで、子どもたちは色々なことをキャッチしているな、と感じています。ご家庭で過ごす時間もすごく大切だと思うんですけれど、色々な先生から違った声かけを受けて、違うコミュニケーションを受けて、小さいからこそ、その日頃の沢山の会話や関係から、本当に色々な事を学んでいるんだな、と実感しているところです。だからこそ、私に出来ることは何かな、この子たちの将来のために出来ることをしたいな、と思っています」。
ほんの少しお話しを伺っただけで、「保育に魅了されている」というみさと先生の言葉は、心からの言葉だな、と実感出来ました。
みさと先生は、子どもたちと、とこちゃんが、大好きなんです!!
そんなみさと先生が使った、「魅了」という言葉には、「心がどうしようもなく惹きつけられる」「すっかり惚れ込む」という意味があります。何が、みさと先生の心をそんなにも保育に惹きつけているのでしょうか?
みさと先生:
「何でしょう??子どもたちがいつも笑っていたり、大事な時期に携われたり、目に見えて分かる成長や頑張りを支えることが出来たり、家と保育園での表情の違いを垣間見たり。何をやってくれるか分からない子どもたちとの毎日はとても面白いですし、それを間近で見て、一緒に笑ったり、喜んだり、時には悲しんだりすることが出来る、保育士は貴重な職業だな、と感じています」。
「子どもたちに頼られている自分も好きなんです・・・」と言いながら、
みさと先生ったら、「私、変ですか?」ですって!
いえ、とこちゃんの先生としては、決して変ではないと思います。
聞くと、みさと先生はご主人から、「休日も8割以上仕事のことを考えているでしょう?」と言われたことがあるそうで、すれ違う子どもを見るみさと先生の顔を見て、「にやけているよ」と指摘されることもしばしばなんだとか。ご主人から指摘されるほど、いつも子どもたちのことを考えている、子どもが、そして保育が大好きなみさと先生が、幼稚園を辞めることをご主人に相談した時、ご主人は、「自分で決めたことだから、好きにしていいけど、先生でいる姿を見ていたい」と仰ったそうです。
ご主人、みさと先生のこと、とってもよく分かっていらっしゃる!!
って、言うか、きゃーーーーーーーーーーーーーっ!!ラブラブ!!
ご主人は、みさと先生に魅了されているんですねーーーっ!!(*^_^*)
とは言え、やっぱり0、1、2歳の子どもたちの保育は大変でしょう?
みさと先生:
「大変な場面があった時こそ私の出番だと思っています。泣いている子どものところに行って、声をかけて、寄り添って、その子の気持ちが落ち着いてきて、『うん』とこちらを受け入れてくれたりすると、ああ、良かった!と思います。小規模なので、一人一人と密に関われますし、子どもたちは本当にかわいいな、と思って日々楽しんでいます。」
敬服します、みさと先生!
そんなみさと先生は、小学生の頃から近所の幼い子どもたちと遊ぶ、お姉さん的存在。
子どもたちのお母さん達からは、「保育士さんとか出来そうだね」と言われていたそうです。
それが嬉しくて、確かに子どもが好きだし、幼稚園の先生も大好きだった!と思い、「幼稚園の先生になる!」と言い切っていたとか。
みさと先生自身、後から知ったそうですが、「みさとちゃんは保育士になれるよ」と言って下さったお母さんは、実は保育士だったそうで、そのことがとても嬉しかったそうです。
その思いを持って、みさと先生は、保育の現場を体験しながら勉強することが出来る、二部制の学校を選び、子どもたちの先生を目指しました。
みさと先生:
「どちらかと言うと、体で覚えるタイプなんです。『学生だから』と見守ってもらえる環境で、色々やってみて、経験しながら学びました。時間を頂いて、絵本を読んでみたり、手遊びをやってみたりして、各年齢でどんな違いがあるかなど身をもって知りました。夕方からの勉強で学んだ事を、翌日の朝から現場で試してみることが出来る、例えば、学校で作った製作物を子どもたちに見せてどういう反応をするかなど、すぐに試すことが出来る、というのは私に合っていたと思います」。
分からないこと、知らないことは、教えを請う、体験してみる。
教わった事をそれだけにとどめず、経験して、自分の中に落とし込む。
みさと先生には一貫してそうした姿勢があるように思います。
そんなみさと先生には、とこちゃんの環境がとても合っているようで・・・。
みさと先生:
「これは、どうしてこうなっているんだろう?など、分からないことがあると、すぐに近くにいる先生に聞いています。早番や遅番の時は、一緒になった先生と話す時間が少しあるので、相談したり、質問したりすることがあります。休憩時間なども、どの先生と一緒になっても子どもたちの話で持ちきりで、とっても楽しいんですよ!」
みさと先生、子どもたちへの思いや、保育のことを他の先生方とシェア出来ることが本当に嬉しそう。
ところで、とこちゃんとの出会いはどんな出会いだったのですか?
みさと先生:
「小規模保育施設で、結婚して子どもができても働きやすい施設はないかな、と探していて、とこちゃんと出会いました。紹介を受けて初めてとこちゃんを訪れた時に、『あ、ここ!!』と思ったんです。それに・・・、」
それに?
みさと先生:
「よしこ先生に一目惚れしたんです(*^_^*)。一瞬で心底子どもが好きなのが伝わってきて、『この先生の下で働きたい』と思いました。よしこ先生のような先生にはこれまで出会ったことがなくて、スーパーウーマンだ!と思ったんです!」。
実際に就職してみて、とこちゃんはどうですか?
みさと先生:
「想像していた以上に楽しい職場です!とこちゃんに子どもを預けて、とこちゃんで働き続けたいです!」
運動会で縄跳びして、かぶり物があっても?
みさと先生:
「はい!先生たちも子どもたちと一緒に楽しんでいて・・・、私もそういうの大好きです!」
ほんと、伸び伸びやっているようですね(笑笑)。(*^_^*)
みさと先生は、とこちゃんの先生になるべくしてなったのかな、そんなふうに思います。
冒頭で、イギリスの登山家、ジョージ・マロリーの「なぜ、山にのぼるのか。そこに、山があるからだ」、という言葉をご紹介しながら、みさと先生は、ただ、ただ、保育が好きで、子どもが好きなんです、とご紹介しました。
実はみさと先生、登山や釣り、キャンプなどのアウトドアレジャー(登山は結構本格的)が趣味。
プライベートで挑戦したいことは、五合目からの本格的な富士登山!ということで、「なぜ山に登るの?」と聞いたら、「そこに山があるから?!」と答えて下さったので、マロリーの言葉とともにみさと先生のことをご紹介しました。登山の魅力の一つには、やはり頂上に登った時に見える絶景があると思います。まだ見たことの無い景色を見たい、その思いで、一歩一歩、前に前に、足を運ぶ。途中、苦しい時もあると思いますが、仲間の助け、「ここまで来た」という達成感、途中で感じる喜びもあって、人は山を目指すのではないかな、と思います。みさと先生の保育の道は、登山に似ているのでは?そんなふうに思いました。
保育の道を一歩一歩、進み続けて、みさと先生が見る景色は、目指す景色は、どんな景色なのか。
私も、とこちゃんを支える一人として、一緒に見せてもらいたいな、と思います。
今回ご紹介したのは、とこちゃんおだんご保育園のみさと先生でした!
よしこ先生より
面接で、初めて会ったその瞬間
「はい、採用!」
即決した先生の一人です。
彼女の瞳は
まっすぐで明朗快活、そして「本気の目」をしていました。
瞬時に、深い縁を感じました。
それは、今ももちろん変わりません。
彼女はいつだって「本気」です。
それにしても、今回の取材により
それは相思相愛だったことがわかり、なんだかこそばゆいね(^_-)-☆
こうじ先生はこう言います。
「みさと先生、よしこ先生とよく似てる」
「どんなところが?」
「目力・根性・負けん気・寛大・おてんば・・・」
・・・おいおい(笑)
続けて私「素敵なご主人様に支えてもらってるところも似てるよね♪」
きっと、こういう「お調子者」のところが一番似ているかもしれませんね(笑)
似た者同士の彼女の将来が本当に楽しみです!(^^)!