我が子を保育園に預けるということ
保護者とのおつきあい
我が子を保育園に預けるということは、我が子にお友だちができるということ。
ということは・・親同士のつきあいがあるということです。
現役のママ・パパは忙しい方が多いので、親同士ゆっくり話をしたり一緒にお出かけしたりなんていうことは難しいかもしれませんが、卒園児の親御さんからは「保育園で知りあったのをご縁に、子どもが成人してもなお親同士は長いおつきあいをしてます」なんていう話も聞くことがあります。
一方で、ママ友同士で仲間外れにあったり僻みや妬み、嫌みを言われたり、気軽に子どもを預けられて困ったり、責め合ったり等という話も聞きます。
せっかく子ども同士が仲よしなのに、親の都合で「遊んじゃダメ」などと本来あってはならない話も過去にはありました。(とこちゃんではないですよ)
そもそも、私は「ママ友」という言葉にとてもとても違和感を覚えます。
ママ同士がなぜ「友達」にならなきゃいけないのか?
「ママ仲間」や「子育て仲間」ならわかります。
縁あって同じ時代(とき)に子どもを授かり、同じ園に預け、子ども同士が仲良くなった。
これはとても喜ばしいことですが、だからといって年齢も生活も文化も職業も違う大人同士が「友達」になろうとするのはどうでしょう?
それが、子どもが縁で知り合ったんだから、さぁ4月からあたしたちママ友よっていうのは恐ろしい現実です。
だから、ママ友問題は終わりがないのだと思います。
私にも娘の保育園や療育が縁で出会ったママ仲間がいます。
相談したり助けてもらったり愚痴を言い合ったり、ウマがあって一緒にお酒を飲みに行きたくなるようなママさんもいます。
でも、そのママたちと友達になろうと思ったことは一度もありません。
一方で、連絡はとりあいたい、支えあえたらありがたいと思っています。
そこで、私はそのママたちのことを「ママ共」と呼ぶことにしました。
共に子育てをしているママ、ということです。
友達ではありませんし、職場のように上下関係もない。
求めたり委ねたり責めたりもしない。
そこにあるのは、共に支えあいながら子育てをしていこうという思いだけ。
支えあう仲というのはこういうこと。
困ったときに手を差しのべる。
困ったときに助けてと言える。
保育園には人格者だなと感じる素晴らしい保護者の方が大勢いらっしゃいます。
安心してください。
親同士のおつきあいは「ママ共」という心もちでいれば・・・大丈夫ですよ。
次回は「子どもの躾」について書きます。