我が子を保育園に預けるということ

保育園の行事

我が子を保育園に預けるということは、保育園の行事に親も参加するということです。

保育園の行事って・・・どんな感じだろう?

どんな準備が必要?どんなことするの?

楽しみ半分、不安も半分。

入園前の親御さんが何人かこのようなことをおっしゃっていましたので

保育園の行事はどんなことをしている園が多いのか

とこちゃんの行事はどんな目的でどんなことをしているのか

良い機会なので、ここにご紹介したいと思います。

 

保育園はお仕事をしている方または通院や介護等で家庭だけでの保育が難しい方が利用する施設です。

基本的には保護者はご多忙な方がほとんどです。

それなのに、園によっては保護者会が頻繁に行われたり、クラス役員さんを決めたり、父母会主催の行事があったりと保護者の負担が大きい園がいまだにあるようです。

バッサリ言わせていただきます。

個人的に、そういうのは「古い」と思っています。

本来、保育が必要だから保育園に我が子を預けているのに、毎月父母会の活動があったり、平日に親が参加する行事が頻繁に開催されたりする。

そのたびに有給をとらなければならないというのはおかしなことです。

有給は子どもが熱を出したときのため、自分の体調不良のためにとっておきたい。

いや、私はそもそも有給を取得できる職業ではない。など、保護者にはそれぞれ事情があります。

それを、「伝統的に続いているから」とか「子どもにとって必要だから」という理由で存在する父母会そのものに疑問を感じます。

 

というわけで、とこちゃんでは父母会もありません。保護者会もありません。役員もいません。

保護者参加の行事は土曜日または祝日、または平日の夕方に開催します。

個人面談もできるだけご負担にならないよう、お仕事のお休みの日に合わせたり、お迎え時間に合わせたりして調整しています。

 

その代わりと言ってはなんですが・・

日々の連絡ノートは一人ひとりの様子をしっかり双方が把握できるよう、ご家庭欄に細かく記載していただくことをお願いしたり

運動会や発表会では保護者有志のリレーやとこレンジャーなどの出し物の発表をお願いしたりしています。

 

なぜか。

 

①保育園の行事は親子にとって大切な思い出。その貴重なひとときを「親子で」楽しんでいただきたいから。

②「本気で」走ったり演じたりしているかっこいい大人の姿を子どもたちに見せたいから。

 

というわけで、とこちゃんでは「年間を通して継続的負担」になるような協力は仰ぎません。

すべては子どもたちのために、協力できるときは全力で協力してください!というスタンスです。

 

次に、園児の発表について。

これも他園ではいまだにあるようです。

見た目重視、先生が教えたとおりにできれば「上手」と褒められる運動会や発表会。

これもバッサリ言わせていただきます。

「古い!!」

行事は、いったいなんのためにあるのでしょうか。

親が喜ぶためですか?先生の自己満足ですか?

違いますよね。

すべては「子どもたちのため」にあるのです。

ですから、いわば行事は「遊びの祭典」です。

運動会は「運動遊びの祭典」

発表会は「リズム遊びの祭典」

日頃の遊びの中でできるようになったことを発表する。

特別難しいことをするのではなく、みんなの興味の先にあるものを楽しむ。

やった!できた!次はこれやってみたい!

まちがえちゃった!転んだ!悔しい・・今度こそ!

あー、楽しかった!

そういう気もちをはぐくむのが行事の役目です。

そして、一番大事なことは「ドキドキわくわくすること」だと思います。

日頃の保育ではなかなかできないことをあえてやってみようとか

普段の保育とは違う場所に立っての発表をあえて経験してみようとか

そういう経験は子どもたちの心にしっかりと刻み込まれ、次の育ちにつながることを

これまでの経験で私は見てきました。

なので、声を大にして言います。

とこちゃんの職員にも言ってます。

「行事だからと言って、大人の視点できちんと見せようとかとりつくろうとか思わないで。すべては子どもの視点で。子どものありのままの姿、泣いても笑っても【この時期ならでは】のかわいい姿を尊重しよう。」

だからとこちゃんでは、行事の前に「練習」はしないことになっています。

「練習」という言葉も禁句です。

立ち位置の確認や流れの確認、リハーサルなどは安心・安全な行事を開催するために必要なことなので準備はしっかりと行いますが、子どもたちに何度も何度も練習させるなんてことはしません。

運動・歌・リズム遊び・・・そのすべてが好きになってほしい。そのためにはどうしたらいいかな。

表面上ではなく、みんなの心が満たされる行事を目指したい。そのためにはどんな働きかけ・言葉がけがいいかな。

とこちゃんは、これからもずっとそういう精神で行事を楽しみたいと思っています。

 

ちなみに、今年の行事でもやはり「とこレンジャー」は子どもたちに見せたいな~

正義の味方、かっこいい大人の姿を子どもたちに見てもらいたいな~と思っています。

しかし、歴代のとこレンジャー3名は、この3月に卒業されました。

そこで!新メンバーを3名募集したいと思います。

なんかおもしろそう!と思ってくださるママさんパパさん、ぜひ!!(11~12月にご協力いただきます。)

ママやパパがドキドキわくわくしていると・・子どもたちもドキドキわくわくします!

ママやパパが楽しんでいると・・子どもたちはそれだけで嬉しそうな表情をします(^^)

 

小学生になったら、学校行事は当然ながら「児童主体」です。

「親子」が主となって楽しめるのは今しかない、それが保育園行事の大きな目的であることを頭の片隅におきつつ

ぜひ、これから始まる保育園の行事を楽しんでくださいね♪