わくわくキッズ(現在は行っていません)
とこちゃんにお琴ちゃんがやって来た!
※現在「わくわくキッズ」は行っていません
とこちゃんWEB担当、浅野です。
さて、今回の報告は、2015年4月11日の「わくわくキッズ」。なんと、「お琴教室」です。
琴の音色がゆったりと流れる「とこちゃん」は、まるで日本庭園を有する立派な旅館のロビーのようでした。
今回、講師を務めてくださったのは、サラサラのロングヘアーが素敵な瀧村ゆかり先生。
まずは、琴について教えて下さいました。
「みんな、お琴って知ってる?」と先生。
「お琴は木の箱に糸が張ってある楽器で、ピアノの仲間です。さて、この糸は、何本あるでしょう?」
「10本?」「11本くらい?」と子どもたち。
「じゃあみんなで数えてみましょう」。
1、(ポロン)、2、(ポロン)、3(ポローン)、4(ポロン)・・・・
「13本だ!」
瀧村先生の琴についての話しは、大人も興味津々の内容。
お琴の裏側には、穴が空いていて、そこから音が出ること。(お琴の裏側なんて見たことありますか?)
お琴の作り手がお琴を大切に使ってもらえるように、御所車や文字などを彫り美しい模様をつけている場所があること(普段はカバーがついている)などを教えて下さいました。
そして・・・、
「お琴は、ある動物にたとえて、それぞれの場所に名前が付いています。さて、何の動物だかわかる?」
「ぞう!!」(たしかに琴の演奏の際に指につける爪は、象牙です・・・)。
「本当はいない動物です。長いよね、お琴って・・・」と先生。
「それは・・・龍です」。
「龍!お母さん辰年―――!」
龍眼(りゅうがん)・龍尾(りゅうび)、それぞれの場所、琴の音を決める柱(じ・他の弦楽器では駒又はブリッジ)、13本しかない弦で工夫して音を出すこと(弦を押さえるなど・・・)、など子供たちに分かりやすく、説明して下さいました。
さあ、この後はお楽しみ!ひとりひとり琴の演奏に挑戦です。
大きいお兄さん、お姉さんは、「さくら」の演奏に挑戦。小さな子供たちは「ポロロロローン」と好きなように音を出して大興奮。
「もう一回!」「またやりたい!」「もっとしたーい!」
自由演奏時間には先生とお琴にむらがり、たっぷりお琴を体験させてもらいました。
勿論、先生の見事な演奏も聞かせてもらいました。子ども達もうっとり。
やはりいい演奏には心奪われるのでしょう。みんな静かに聞いていました。
後で伺うと、瀧村先生は、市内小学校の事務の先生であり、民生委員でもあるそうです。
もう成人した息子さんがいらっしゃるそうで(びっくり!)、小さな子どもは抱っこして、少し大きな子どもたちには「やりたい」気持ちを引き出す分かりやすい説明で、「さすが!」の対応でした。
最後に先生に、お琴はいつ頃からはじめるのが良いのか聞いてみました。
小さなうちからでも出来ないことはないけれど、琴の楽譜は漢字で書かれているので、それが読めるくらいになってからでも遅くないとのこと。
なかなか触れることのない、日本の伝統楽器、琴。今回の「わくわく」では、触れて、聞いて、奏でて、楽しむことが出来ました。
瀧村先生、ありがとうございました!