とこちゃんの先生

楽しくて!楽しくて!

とこちゃんWEB担当、浅野です。
とこちゃんの先生方は本当に個性豊か。
年齢、経歴、家族構成、好み、得意なことなど、それぞれに違って、その個性を活かして、子供たちと一緒に日々の園生活を送っています。この方も、もちろんそのお一人。
今回ご紹介するとこちゃんの先生は、とこちゃんおだんご保育園の「ゆうこ先生」です。

いい顔しているでしょう?

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私がはじめてゆうこ先生にお会いしたのは、新採用の先生方が受ける研修の時だったと思います。
元気で、明るくて、声が大きくて、よく笑う。

ゆうこ先生は(2019年現在)、おだんご保育園の『主任』として保育をしていらっしゃいます。

ゆうこ先生:
「主任の仕事を打診されたときは、驚きました。主任って、子供たちはもちろん、先生方も含め、裏から表まで全体を見ることが求められると思うんです。これまでの社会経験が活かせるはず、と言われましたが、自分に務まるのかな、と思いました」。

聞くと、ゆうこ先生の「社会経験」はなかなかすごい!

ゆうこ先生:
「大学卒業後は、小学校の先生になろうと思っていました。でも、実習に行ってみて、このまま先生になったら先生以外の社会を知らずに終わってしまうのでは?と思えたんです。そこで、一般企業に就職することにしました。洋菓子の販売を主流に喫茶やレストランを運営する企業に総合職として就職したんです」。

ええーーーーっ!
先生の道とはだいぶ違う就職先!!でも、なんとなくゆうこ先生らしいような気がします。
「教員」に近い職場ではなく、全く違う道へ進んでみる。
ゆうこ先生って、冒険家のような、探検家のような印象で、新規開拓、未知の世界に好んで進んでいくような、そんな感じの人。

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それから3年ほど一般企業に勤務して、結婚、退職。
出産後は子育てを中心にして、事務や塾講師などパートタイムでお仕事をされていたそうです。
そこからどうやって保育の世界へやってきたのでしょうか?

ゆうこ先生:
「子ども達が成長して、娘が幼稚園に通っていたころ、PTAの副会長をすることになったんです。その活動の中で、子ども達が謝恩会で踊るダンスを教えることになって。そうしたら、それが楽しくて、楽しくて!!『やっぱり子ども相手の仕事に就きたい』と思うようになりました」。

「楽しくて、楽しくて!!」というのがとってもゆうこ先生らしい!
と言うわけで、ゆうこ先生は幼稚園の先生になりました。
大学卒業時に小学校教諭と幼稚園教諭の資格を取得していたんですもんね。
しかし、最初に就職した幼稚園でじっとしていないのがゆうこ先生です!

ゆうこ先生:
「20代の頃から、英語を一生懸命勉強していたんです。ですから、英語で子ども達に教えるのもいいな、なんて夢を持っていて。英語の、いわゆる、インターナショナルキンダーで仕事をするには、保育士免許、TOEICのハイスコア、保育英検が必要だと知って、猛勉強しました。幼稚園に勤務しながら、特に夏休み中に集中して勉強して、保育士免許、保育英検を受験。インターナショナルキンダーに入社したんです」。

ス・ゴ・イ!!
やっぱり、探検家!!冒険家!!しかも、やると決めたら猪突猛進!!!ものすごい行動力です!

でも、飛び込んでみたその未知の世界は、実際に体験してみると、思いもよらない葛藤とジレンマの日々でした。

ゆうこ先生:
「私が入社したインターナショナルキンダーは、子ども達のほとんどが日本人でした。だから、子ども達は当然日本語で喋りたいんです。でも、英語でしゃべることを求められて、不思議な・・・、日本語と英語の入り混じった言葉で自己表現をするんです。例えば、『Mommy is Mama、会いたい、寂しい』とか。日本語にも英語にもならない言葉ですよね。それに対して、私は『You need to say “I miss my mommy”』など、正しい表現の英語を教えることが求められて・・・。
この子に今、私がかけてあげたい言葉は違う!!今、この子に必要なのは、こんな言葉じゃない!!と、苦しくなりました」。

・・・こういうのって、きっと、その世界に足を踏み入れてみないと分からないですよね。

ゆうこ先生:
「英語を教える保育ではなく、子どもの気持ちを受け止めて、深いかかわりを持つような、保育がしたいと思うようになりました。英語の幼稚園に務めながら自分の理想とするような保育をするためには、もっと自分に英語力が必要だったんですよね」。

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こうした経験から、ゆうこ先生は、「もっと保育がしたい、保育の勉強がしたい」と思うようになります。

その思いを持って、インターナショナルキンダーを退職。
新しく開園するという小規模保育園に務めることになりましたが、人員不足からかハードワークを求められ、家庭と仕事の両立でヘトヘトに。通勤時間が長かったこともあって、勤務を続けることが難しいと感じるようになりました。

夢、理想、大好きな「子どもと関わる仕事」、これまでの自分、現実、生活・・・。
なかなか思うようにいかず、「どうして私は・・・」と、ちょっぴり凹んでいる時に出会ったのが「とこちゃん」でした。

ゆうこ先生:
「とこちゃんのホームページを読んでいて、すごくあったかい保育園だな、と思ったんです。よしこ先生の記事のひとつに、保育士の膝に手をのせてお弁当を食べている子どもの姿を『かわいい』と書いているものがあって。こんな小さな出来事をわざわざ記事にして、『かわいい』と書く。こんな保育園で働きたい!この人のもとで働きたい!と思いました」。

いらっしゃいませ、とこちゃんへ!(^_^) 実際にとこちゃんで保育をしてみてどうですか?

ゆうこ先生:
「子ども達はとってもかわいいし、先生達は良い方ばかりだし、幸せです」。

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保育士だからとか、主任だから、とかそんなことではなく、ゆうこ先生はとこちゃんで過ごす毎日がとても楽しそうです。

ゆうこ先生:
「とにかく子ども達がかわいくて、かわいくて、『何をやってもかわいい魔法』にかけられているかのようです。自分の子ども達がとこちゃんの子ども達と同じくらいの年齢だったころも、『かわいい、かわいい』と感じていたように思いますが、私の子ども達はもう、すっかり大人になって、あの感覚を得ることは出来ません。なので、ここでまたあのかわいい時期を満喫出来て、本当に嬉しいです」。

「子ども達がかわいい!大好き!」という気持ちがぶわーーっとあふれて、ゆうこ先生、止まりません!

ゆうこ先生:
「とこちゃんの子ども達は、小さくてもとてもよく歩きますよね。それは、一緒に歩く人との関係性とか、行った先に楽しいことがある、と信じられる気持ちとか、いろんな要素が相まって、どんどん歩けるのだと思うのですが、とこちゃんの子ども達のすごいところは、行って、ちゃんと歩いて帰ってくるところなんです!保育園が楽しいところで、保育園に帰ってもまたいいことがある!と思えるからこそ、一生懸命歩いて行って、たっぷり遊んで、また歩いて帰ってこられるんだと思うんです。

とこちゃんが、子ども達にとって楽しい場所で、先生達にとっても楽しい場所で、子ども達は先生達が大好きで、先生達は子ども達が大好きで、先生同士の関係も良好です。おだんご保育園にはそういう温かい気持ちがあふれていて、子ども達はそれをちゃんと感じ取って、深い関係を築けていると思います。
体力があって、先生方との信頼関係が築けていて、楽しいと感じられて、頑張れる。すごいですよ!!」

ゆうこ先生、想いがあふれてこぼれ出ている!(誰かさん(よしこ先生)みたいだ!)

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ゆうこ先生の歩んできたとこちゃんまでの道のりは、「やりたい」と夢を持ち、「やってみる」を繰り返して進んで来たように思います。とても素直で、真っ直ぐ。だからこそ、平坦ではなく、突き当りも、上り下りも、デコボコ道も、経験した。

ゆうこ先生こそ、この先にきっと楽しいことがある、私にぴったりの場所がある、と信じて歩き続けて来たのではないでしょうか?

ゆうこ先生、これから楽しみなこと、やってみたいことはありますか?

ゆうこ先生:
「そうですね、とこちゃんではこれから行事が続きますので、ひとつひとつ、一日一日、楽しく過ごせたらな、と思います。特に発表会が楽しみです。これまでおだんご園とのりまき園は合同でやってきましたが、園ごとになったので、また違った雰囲気で、より一層近い空間で楽しめる、温かいものになるのでは、と思っています」。

プライベートではいかがですか?

ゆうこ先生:
「50歳になったら、頑張ったご褒美にサーフィンを始める予定です!そして、老後は伊豆高原に移住します!本当はハワイに移住!なんて思っていたのですが、英語の先生にハワイは物価が高くて暮らすのは大変、と聞いて。その先生から伊豆高原は温泉が出るし、土地も安い、サーフィンだって出来るよ、と薦めてもらって。家庭菜園が好きな夫に野菜を作ってもらって、私はサーフィンをして・・・、夢は膨らんでいます!」

英語の先生に伊豆を薦められるとは・・・(^^;。

最後に、保育士を目指す人に、「保育士ってどんな仕事ですか?」と聞かれたらどう答えますか?と
聞いてみました。しばらくの間、「うーん・・・」と考えて・・・。

ゆうこ先生:
「子供と向き合う仕事。子どもに真正面から向き合って、子供の成長を喜ぶ仕事。子どものことを見ながら、自分の保育についても、第三者的に見て・・・、保育士の仕事・・・、うーん、一言では言い表せないです。子どもにとって大切な低年齢期に一緒にいて、命を預かっているという責任はありますが、可愛いときに一緒にいられる喜びは無限で、語りつくせないです!!子どもにとって、宝物のような時間に一緒にいられる・・・。こんなに貴重な仕事はないと思います。子どもが好きなら、是非、そのまま保育士を目指してほしいです!!」

ゆうこ先生、また、楽しい気持ちがこぼれ出ている!(^_^;
ゆうこ先生の波乗り姿、是非、見てみたいですね。

今回ご紹介した先生は、とこちゃんおだんご保育園の“ゆうこ先生”でした。


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「わぁ~!元気なおばさん!!」

優子先生とはじめましての日の第一印象です(#^.^#)
心身ともに開放感あふれ、活気に満ちていました。
その印象は今もまったく変わりません。
とにかく元気!声が大きい!←内緒話できない人。
よくしゃべり、よく笑い、よく食べ、よく歌い、そして・・
よく飲む!!(笑)←飲み会で「よしこしぇんしぇ~」と抱きつかれたこと多数。
ユーモアあふれる優子先生は先生たちからも大人気ですが、私自身も優子先生と仕事だけのおつきあいではもったいない、仕事を超え、いつか友達になってくれるかなぁ・・・と
ひそかに淡い期待を抱いています♡
元気なおばさん同士(今田と同い年!)、これからも一緒に、
とこちゃんを盛り上げていきましょうね♪

2019-11-13 | Posted in とこちゃんの先生No Comments »